その懐かしい場所はそもそも記憶に
はなかった。
色あせた看板
点灯することを忘れた街灯
思いつくどの場所を訪ねたとして
も、同じような気持ちになっただ
ろう。
この場所(ほし)は、とうの昔に
滅んでいるのだ。
そのことに気がつかない幻影たち
は今日も「生きている」のだけれ
ど。
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