#呟怖
ぷつぷつと肌が泡立つ。
痛痒さに思わず掻いてしまう。
掻き壊した傷から、何かが出てきそうで、一層強く掻きむしる。
あの夏の日の、先輩の成れの果てが忘れられない。
いずれ、自分もああなるのだと。
溶けて、泡立ち、虫の苗床になるのだと。
夏虫冬草。
先輩はそう呼んでいた。
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