#呟怖
母は動物が嫌いだった。
特に犬が嫌いで、この先に犬が居るからと道を変える事がしばしばあった。
もうすぐ母の三回忌だ。
母の髪を束ねた物が教授の目に留まったらしい。
「銀狐の毛だね」
動物学の教授が間違える程に似ているのか。
真実を話しても気まずい。
曖昧に微笑んでおく。
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