山のゴミ捨て場で紙袋がモソモソと動く。
熊だと嫌だなと思いつつ見ると瀕死の狸だった。
うどんをあげ毛布に包む。
助からないだろうなぁと思いつつ
翌朝消えていた。
数年後、山でその狸に出会った。
狸は私を見ると逃げた。
けれども狸は家族を連れて戻ってきたのだ。
自慢げな顔をして。
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