#呟怖 ( #返怖 可)
木霊は
山に入る男を見初(みそ)めて
山から返さない事がある
街中にも木霊は居る
彼女は大きな楓の下に
和服で凛と立つのだ
私は彼女に饅頭を供えるが
腐るのですぐに片付ける
その楓の木霊が私の枕元に立ち
私に饅頭を差し出した
手を伸ばすと片付けられ
ニコリと微笑んだ
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