#呟怖
「私は人を不幸にするの」
寂しそうに笑う彼女の手首には包帯が巻かれ、時に血が滲んでいた
(俺はこの子を守り抜きたい)
ベッドで寝息を立てる彼女ながら思って気が付いた
彼女の包帯が外れている
ぱっくり開いた手首からは牙が覗いていた
「血ヲ寄越セ!」
彼女の手首が俺の喉を食い破った
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