僕は記憶力が良い方だ。
記憶の中の彼女と弟の台詞を一つ一つ繋ぎ合わせて、ある答えに辿り着いた。
――あの女を憎んでいたんじゃ、ないの、か
僕は凄惨な現場を思い出す。
弟の貌は、確かに微笑んでいた。
僕は復讐を止めた。
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