錆びた針金の人形に見えた。
だが触れて後悔した。
柔らかかったのだ。
慌てて手を放したが、幼い頃に育てたカブトムシの幼虫の腹の感触が指に残ったし、人形はもぞりと蠢いた。
どうやら呪いたい相手の一部とこの長虫の卵を土玉に入れる呪詛らしい。虫が育ち人型になったら満願で焼くのだと。
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