小四まで住んでた家には、不思議な押入れがあった。
真っ暗なのに波打って見えるその押入れの天井は、時々大きな滴を垂らした。
垂れた滴は真っ黒い猫へと変わる。
黒猫は私以外の人の前では影に隠れ、私だけになるとまた出てくる。
その度になぜか柄に白が増え、やがて真っ白になると消えた。
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