幼い頃から追われる夢をよく見た。舞台は祖父の家の裏山で、最期は必ず見覚えのある小さな谷で、向こう側へ渡れたら助かったのにって思いながら貪り食われて終わる。
その谷は現実に存在した。
だから建築を学び私財を投入し、勝手にその谷へ橋をかけた。
翌日、俺以外の村人全員が失踪した。
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