ああこれかと直ぐに判った。
やけに眩しい月が境内に御神木の影を映す。
光と闇の狭間に浮かぶ階に木漏れる月皓りが遊ぶ。
その淡い光の蕾たちから蝶が咲く。
夜色の蝶……ああ今か。
私は祈った。
蝶を追いかけ森の中へと踏み入ると確かに辿り着けた月光茸が灯る場所。
ここが貴方の眠る場所。
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