夕焼けが燃えるように濃い夜は宵闇機関車が走る。
陽の光から逃れ夜の闇に隠したい想いを幾つも焚べて走る汽車には、自ら死を選んだ者が乗る。
汽車の吐く煙に触れた人は、彼らに夢で遭うという。
一度は死を覚悟した私が人生をやり直そうと思えたのは、見知らぬ誰かの無念を夢で観たから。
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