卓也は昔からよく踏む奴だった。
犬のとか猫のとか、肥溜めに片足突っ込んだこともある。
その度に俺になすりつけてきやがる。不幸のお裾分けだっつって。
「君のためだから」
意味不明だった。あの日までは。
救急車で目が覚めた。
大きな事故に巻き込まれたらしい。俺は助かり、卓也は……。
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