己が闇の濃過ぎるが故、夜は闇に溶け捉えられぬ真祖。
彼女に出逢ったのはあろうことか陽光の下。
一目惚れした僕の首に貴女は触れた。唇と、牙で。
貴女の匂いを追って幾万の夜を彷徨い、幾億の昼に貴女を見失い絶望する。
追跡に耽る余り爛れた皮膚を庇いながら、僕は掌の向こうの陽を睨む。
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