夕焼けの空にマンタが飛んでいた。そのヒレの先は闇に溶け、夜の帳の始まりのよう。
夜は息苦しい。
気泡を見つけてのばした手に触れたのはクラゲ。
絶望の深海を渡る蝶々が私に集まってくる。
死を覚悟したとき、浮遊感を覚えた。
海の中から突き出た無数の腕が私を溺死から救ったと聞いた。
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