絶望は予兆なく現れる。あの日もこんな日差しの午後だった。
忠誠を誓った姫を喪い、その遺児を助け、系譜を守り続ける者となった。
あれから凡そ500年。その血も彼で尽きようとしている。五分後の事故によって……私にはもう守る力は。
光に包まれる。
彼は……無事。ひ、姫!?
ああ、ああ。
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