掃除といやぁ重曹だが、うちは虫にもよく使う。
蔵の奥、「部屋」と呼ばれる竹籠を幾つも重ねてある場所。その壁へ、息を止めながら竹筒を滑らせると、白い粉が筒の中へ落ちる。
急いで蓋をして母屋へ戻り、娘の男友達へ茶を出そうとする妻に手渡した。
虫の死骸はまた新たな重曹の材料になる。
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