「やぁ」
厨房の奥には、裂けたその身から果実が溢れて止まぬ、少年が。
「君がさっき、おかわりを求めていたのは…これだろう?」
その手には、まるで心臓のように波打つ、
真っ赤な果実。
「あの美味からは抗えないはずだよ」
僕は躊躇なく、その実に手を伸ばした。
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