何年も経ってようやくわかった。
息を潜め標的の位置を確かめる。
川の畔のカフェ、岸に近い席に座る男。
夕陽に照らされた川面に幾つもの光の粒が揺らいでいる。
狙いを定め引き金を引いた。
男は川に落ち、光の粒が弾けた。
その粒が俺に向かって一斉に飛んで来た。
全部男の顔だった。
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