森を抜けると、それは現れた。
鬼を祀る社が有ると言われる鳥居が、大口を開けて、参るものを待ち受ける。
郷土史を研究している者としては、興味深く馳せ参じたのだが、一瞥して諦めた。
鳥居には、鬼が薄笑いを浮かべる顔が見え
鳥居の奥には、暗闇だけが広がっていた。
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