薄化粧のような霧がかかったその夜に
一つの村が消えました
建物なんかは全て残して
全ての命が消えました
やがて村には樹木が押し寄せ
樹海の中に飲まれても
時折起こる霧の中で小さな声が聞こえます
悲しむ声が苦しむ声が助けて欲しいと求める声が
こっちにおいでと誘うのです
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