檻で囲われたリングに現れたのは、サメの肌と牙を持つ、ヒトの姿をした何か。対するは、全身が針で覆われたヤマアラシ人間。
熱狂の中でゴングが鳴る。
一瞬の興奮の為に神の領域を侵した我々は、酒を片手に高みの見物の筈だった。
想定外の力で檻を破壊したサメ人間は傲慢な弱者に牙を向けた。
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