春から一人暮らし。
毒親の支配から逃れたくて、東京で仕事を探した。
何もない安アパートが、こんなに心地良いなんて。
すると、扉の外でくしゃみが。嫌な予感がしてそっと覗く。
「いつまで待たせる気?随分狭いわね。私の荷物が入るかしら」
砂の城が波に攫われるように、希望が崩れ去った。
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