花水木が咲く頃思い出す。
たった1枚の金貨のために、家族を殺した。
その金貨は、幼い妹のミルクを買うためのもので、妹は餓死し、母は自殺した。
私はその金貨を持って家出した。
都会に行けば、貧しさから逃げられると思ったのに。
土に横たわる。
ごめんね。
毒薬の瓶が、手から転がった。
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