急な濃霧。
娘が「霧の中に何かがいる」と泣き出し、ブレーキをかけた。
恐る恐る車を出て、様子を見に行く。霧の奥は澱み伺い知れない。
すると、後ろからヘッドライトに照らされた。
「こうしたかったの」
急発進した車の運転席で、妻が笑っていた。
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