「愛、です」
同棲相手を殺し食人した女は、恍惚の表情で俺を見た。
「どんなに愛し合っても足りなかった。だから、彼と話し合ったの。ひとつになろうって」
調書を書く手が疼き、俺は指を押さえた。幼い頃、
「食べちゃいたい」
と、母親に食われた小指の先。
あの時、殺したのは正しかった。
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