列車が停まった場所は花園だった。そよ風に蜜が香り蝶が舞う。
こんなに美しい駅があるのか。私はタラップに足を踏み出した。
「乗車券を拝見します」
車掌は切符を眺め、進もうとする私を遮った。
「お客様の降りる駅はこちらではありませんよ」
車掌は駅名標を指した。
「次の駅、地獄です」
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