空が秋色に変わった頃、君は逝った。庭に撒くつもりで買った、勿忘草の種だけを残して。
「この空みたいな色が咲くのよ」
そう微笑んでいたのに。
袋に書かれた花言葉を読んで、君がなぜこの花を選んだのかを知った。
「私を忘れないで」
そうか、これが君の遺言か。
私はひとり、種を撒いた。
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