逢魔が刻。太陽が沈み、闇に浸る前の一瞬を、昔はそう呼んでたらしい。暗さに目が慣れないから、全てが魔物に見えるとか。
街灯が灯りだした帰り道。人影とすれ違う。……と、後ろでドサッと音がした。
さっきの人影が街灯の下で、落とした頭を拾っていた。
逢魔が刻。如実な名を付けたものだ。
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