それは掌サイズの箱だった。
正方形のそれに開け口は無く、1つ穴が開いているだけ。
中を覗くと、セピア色の部屋が見えた。
男がいる。何かに跨り包丁を振り上げ、下ろした。
しばらく眺めていると血濡れた男がふらりと此方へ歩いてきて、「ドスッ」
顔を退いた瞬間、箱から包丁が飛び出した。
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