外から花の匂いがした。
香りに起こされて窓から外を見てみると、手足に紫色の雲を携えて、ゆっくりと宙を走るバクがいた。
それは人に似た瞳で此方を流し見て、長い睫毛を羽ばたかせた。
1、2、3回
気がつくと朝だった。
不思議な夢を反芻しながら頭をあげると、枕から夢と同じ香りがした。
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