供物も家も余計とした心優しい神様は、そのせいか人間から忘れ去られてしまった。
「君のおかげだ」
随分と小さく、薄汚れた神様はそう言った。
「君が私を忘れぬうちは、私はまた存在できる」
無欲な神様に必要とされるのは、なんだか特別な気がして、すこし心が痒かった。
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