「後生です。開けないでください」
キャップの下の何かは、小さい声でそういった。
「私は醜いのです…」
好奇心に負け、少しキャップを持ち上げた。
すると中からドロリと出てきたのは、一束の長い髪だった。
思わず声を上げると、泣き声と共に髪の毛は引っ込み、それ以来現れてはいない。
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