その廃墟にいたのは、首から上が一輪の「花」で出来た女だった。
噂にあった「花のような彼女」とはこの異形の事なのだろう。
ふわり、と不思議な匂いがした。
頭が眩み、抵抗虚しく匂いの元へ足が動いていく。
そしてその先には満開になり、歯をむき出しにした彼女が手を広げ待ち構えている。
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