途中の蛾は、後れ毛が寒いね。沈む夕陽を眺めながら姉が呟く。姉の言うことはいつも呪文のようでよく判らない。姉が僕の手を握った。ぬるりと湿った掌。もう片方の指先で宙に線を引くと、姉はまた呟いた。黄色い画家の噛む白い女、耳を辱めて。これには僕も頷いた。今、薄暮れが燃やされてゆく。
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