小夜ちゃん、お菓子あげる。本家の離れで暮らしていた独身の叔母は、私が本家を訪れるとそう言って離れに引っ張り込み、私の頭皮を嗅いだり、首筋や背中をさすったりした。
菓子は庭の池に捨てた。
今、離れには誰もいない。
今、本家には誰もいない。
今、大量の菓子だけが、池に浮いている。
#呟怖
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