窓から見えるのはいつも灰色の空だけ。だから小さな蜘蛛がガラスの向こうを歩いてた時はうれしかった。どこから来たの? 何を食べてるの? 名前は? 家族は? もちろん答えは無い。蜘蛛はガラスのこっちに僕がいることには気づかない。この建物に人が来てた頃もそうだった。誰も僕には気づかない。
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