珍しく雪雲が無く、星が見える晩。集落の家は全て灯りが消え、村人たちは渚に集まる。特に歌や踊りは無く、時折わずかな咳が聞こえる中、夜空より黒い巨大な影がゆっくりと海の彼方へ歩み去る。
大歳様を見送ると、村人たちは家に帰って灯りを点け、ゆく年くる年を見ながら蕎麦を啜る。
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