貰ってきたアジサイの房を、いくつかは青いままのドライフラワーにして植えていた人にプレゼント、自分用には空五倍子色のを作って「この方がずっと変わらない色だから」と言っていた彼女に、大正時代の標本が真っ黒に近い色になっていたことを言おうか迷っているうちに、彼女とは疎遠になった。
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