#呟怖
T氏が喫煙所で一服していると、コートを羽織った男が来た。男は震える手で火を着けようとするも、まったく点かない。
火を貸して欲しいと男は白い息を吐きながら尋ねてきたので、Tさんは恐る恐る火を着けた。
嬉しそうに一吸いすると、男は煙になって消えてしまった。夏のある日のことであった。
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