#呟怖
『ぶたのちはれ』という本を探していますと言う母親と娘に、私は似た題名の有名児童書を手渡した。ところが母親はこの本じゃないと言い張り、娘は首を横に振る。親子は怒って帰っていった。その日、私はバケツをひっくり返したような赤い雨に濡れて帰った。あの雨は豚の血だったのかもしれない。
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