「あらあんたまた来たの?」
閑古鳥の鳴く場末のスナック
「あんたも好きね」
そう言ってママが出してくれたのは墓場でお供えに置かれていたワンカップ
これを飲むと人への思いが聴こえる
私のような天涯孤独の男には喉から欲しい声の数々
恨みもお悔やみも私には賭けられない言葉だから
#呟怖
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