④びく
薄汚れた比丘(びく)が托鉢に立っている
足元には釣り帰りの漁師から貰ったであろう竹細工の魚籠(びく)
眺めていると時折ビクッと動く魚籠
微軀(びく)の身だと自嘲しながらその魚籠を奪い去る
綺麗な魚籠の蓋を開けると尼の頭と目が合い笑った
遠くで八百比丘尼を探す声がする
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