「私は鏡が苦手でね」
目の前の紳士然とした男が話し出す
「身だしなみを整えるのも苦労した」
彼の声が私の意識を刈り取って行く
「なぁに、時間は永遠にある
君もすぐに慣れるよ」
彼の目が光り八重歯と呼ぶには鋭すぎる歯が月明かりに照らされ私の首筋に甘美な痛みが走った
#呟怖
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