お天気は生憎だけれど、久方ぶりの逢瀬に胸が躍ります。
迎えにいらした和臣さんが眩しそうに目を細めたのが、面映ゆくて。
「今日はひどい霧ですのね」
途端、和臣さんは青ざめて何処かへ連絡されました。
「花江さん、大丈夫。大丈夫です」
震える声で繰り返されては、頷く他なかったのです。
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