チリン
「いらっしゃいまし」
「暑いわねェ、アイスクリン頂戴」
「僕はシベリアと珈琲を」
「作家先生は本当に甘いものがお好きねえ」
廃墟の二階の鈴が鳴ると、そんな会話が聞こえることがある。
最近亡くなった隣人の声も加わったという噂だ。
なんだか羨ましくて、そっちへ行きたくなる。
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