山で迷った。
嫌な汗をかきつつ道を戻ると、
『こけしあり〼』
の看板。
簡素な台にこけしが並んでいる。
何となくひとつ手に取ると、
「連れていきなさい」
こけしのような顔の老婆が言った。
「お代は貰ってますから」
その後、無事に下山できた。
何を代償に払ったのかはわからない。
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