病に伏せっている人がいた
長患いで
原因も分からず
日々弱っていく
美しい人だった
窶れゆく姿を惜しむ人もいれば
暗い喜びに浸る者もいた
ある日
軒先に黄色い曼珠沙華が咲いて
夢の中
厳つい武人がその人を斬る
するとその人は目を覚まし
枕元には鍾馗水仙が一輪
どこかで悲鳴が
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