漸く帰り着いた我が家
扉を開けて入ると
バナナの葉を仮面にしたナニか
二つ横の並んだ穴には血走った眼が
その下の穴からは甘い匂いの息が
その怪人は俺に向かって
「疲れているならバナナ」
と黄色い実を一房押し付けて
そして消えた
居間には嫁がバナナを咥えて眠っていた
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