ソレはそこにあった
無造作に
まるでオブジェか何かのように
古びた洋館
食堂の長机
重い扉を開けた途端
目が合った
「コロセ」
それが言った
首
体のない少女の首が
そこにあった
虚ろな目を瞬かせ
唇を緩く合わせ
「もういいだろう」
と懇願した
数十年主のなかった洋館
押し付けられた私
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